
テーラーメイドってどんなゴルフブランドのイメージがありますか?
元々、中上級のゴルフプレーヤーに愛されているテーラーメイドですが、そのテーラーメイドブランドの確立にはもちろん歴史があります。
テーラーメイド社は、ヘッド材料を木材のパーシモンから金属へと変え、その後今日のヘッド素材に至るまでの流れを作った革新的なメーカーです。
世界ではじめて創業者のゲーリー・アダムスがメタルウッドのドライバーを発明し、1980年にステンレス製のメタルドライバー「ピッツバーグパーシモン」を世の中に送り出しました。
テーラーメイド社の歴史は1979年にはじまり、創業当初はゴルフクラブの専業メーカーとして設立されました。テーラーメイド社はゴルフに対する情熱のある人々によって作られたメーカーで、その名のとおりテーラーメイド(特別に仕立ててもらうこと)な商品を作りたいという思いからスタートしたメーカーなのです。
当時テーラーメイド以外のメーカーが作ったゴルフクラブは、使用していくにつれてフェースの歪みなどの不具合が多く発生していました。しかし、テーラーメイド社のメタルウッドの発明により、耐久性や飛距離が大きく向上し、また金属製品として様々なテクノロジーを駆使することが可能となり、万人受けする実用的な商品の開発の方向へと業界全体が発展していきました。
テーラーメイド社はシャフトや重りが変えられる調整機能を初めてクラブに搭載したことでも知られ、重心可変機能を備えた「R7シリーズ」、ロフト等の可変機能を備えた「R9シリーズ」、調整機能に加えて新しい発想で白いデザインを取り入れた「R11シリーズ」など、テーラーメイドには様々なフラッグシップモデルがあります。
テーラーメイド社は常に新しいテクノロジーをとりいれて革新的な製品を生み出しており、今も多くのゴルファーから使用され、日本でもテーラーメイドは、その人気は不動のものとなっています。
テーラーメイド社創立当初のドライバーやアイアンは、こだわりのある人々が作成した非常に良いゴルフクラブとしてブームとなります。しかしテーラーメイドは、その後売れないモデルがいくつか続いたことで、ゴルフクラブ専業メーカーであるがゆえの弱みから経営が傾きだしてしまいます。
そんな折、1997年大手スポーツ用品メーカー「アディダス」により買収され、テーラーメイドはアディダスのグループカンパニーのひとつとなりました。(2016年にアディダス社はゴルフ用具部門からの撤退を決め、それに伴いテーラーメイド社を売却する方針を明らかにしていますが、その後現在まで売却先は未定のままです。)
買収された形になったテーラーメイドでしたが、アディダス社のグループカンパニーとなったことには利点も数多くありました。
テーラーメイド社の持つゴルフ専業の文化と、言わずとしれたスポーツブランドであるアディダス社のもつ他スポーツ文化との融合がはかられ、テーラーメイドは常に他メーカーにはない新しい機能を盛り込んだ新商品を発売しており、業界をリードし続けています。
テーラーメイド社には「I am a Golfer」というキャッチコピーがあります。
顧客の視点にたった商品開発をするためには、「すべての社員がまず誰よりもゴルファーでなければならない」という理念です。
ゴルフが好きな人々が、それぞれの立場において常に新しいワクワクするような商品開発やサービスを提供しようというテーラーメイド社の姿勢は、アディダス社のグループカンパニーとなった今でも変化していないようです。
テーラーメイドはシリーズやバリエーションも豊富で、安価なものから高価なものまで多彩な商品展開をしており、初心者から上級者まで幅広く受け入れられ愛用されています。
またスタイリッシュなデザインは女子プロからも評価をうけており、ゴルフ用品のすべてをテーラーメイド社のものでそろえているゴルファーも数多くいます。
テーラーメイド社は、新しい商品が発売されるたび、他のメーカーとは違った新しい機能・デザインでゴルファーを楽しませてくれるメーカーなのです。
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